“一昨々年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さきおととし75.0%
さきおとゝし12.5%
さきをとゝし12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにしろ古い家で、奥の方はだいぶいたんでいるところへ、一昨々年さきおととしの秋の大風雨おおあらしに出逢ったので、どうしても大手入れをしなければならない。
怪獣 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
なんちゝくさい子供こどもかほ發心ほつしん出來できませう、あそんであそんであそいて、んでんでつくして、いへ稼業かげふもそつちけにはしぽんもたぬやうにつたは一昨々年さきおとゝし
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
家も稼業もそつち除けに箸一本もたぬやうに成つたは一昨々年さきをとゝし、お袋は田舍へ嫁入つた姉の處に引取つて貰ひまするし、女房は子をつけて實家さとへ戻したまゝ音信いんしん不通
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)