“さきおととし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一昨々年75.0%
先一昨年25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母は一昨々年さきおととしの四月頃から持病の腎臓病が悪化して、昨年の十月到頭、萎縮腎で亡なったということ。
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)
何で乳くさい子供の顔見て発心ほつしんが出来ませう、遊んで遊んで遊び抜いて、んで呑んで呑み尽して、家も稼業かげふもそつちけにはし一本もたぬやうに成つたは一昨々年さきおととし
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「何年になるかな十三回忌の法事をしたのが先一昨年さきおととしだったな。」
春雨の夜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「そうさ。範宴が下山おりたのは、先一昨年さきおととしの冬だったから……」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)