“をととひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一昨日93.8%
一昨夜6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一昨日をととひ俺と鮎釣に行つて、夕立に会つたんですよ。それで以て山内は弱いから風邪を引いたんだ。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
かたはらに来合せた巡査に日本の汽船が碇泊して居るかと聞いたら、一昨日をととひ常陸丸が出て仕舞しまつたと語つて
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
一昨夜をととひは呉服町で綺麗なかんざしを買つたのを見たから、何気なく聞いて見ると、妹へ遣るのだと嘘吐いたな。昨晩ゆうべは古河端のさいかちの樹の下で見はぐつた。今夜といふ今夜こそ現場げんぢやうを見届けたぞ。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)