“そのよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソノヨ
語句割合
其夜75.7%
其余8.1%
一昨夜5.4%
其様2.7%
其樣2.7%
其餘2.7%
當夜2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう後悔しても取反とりかえしが附かなくなって、むことを得ず好加減いいかげんな口実を設けて別々に内を出て、新富座を見物した其夜そのよの事。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
単に冬子の口供こうきょう基礎どだいとして、其余そのよ好加減いいかげんの想像を附加つけくわえるだけの事である。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
一方は五尺ばかりの生垣いけがき、一方は黒板塀を前にした下水で、ドブ板の上は、血潮を洗って、一昨夜そのよの跡もありませんが、源吉に死骸の位置を、細々こまごまと説明させた上
手品てづまの太鼓を杯洗で鐵がたゝけば、清吉はお房が傍に寐転んで銀釵かんざしにお前其様そのよに酢ばかり飲んでを稽古する馬鹿騒ぎの中で、一了簡あり顔の政が木遣を丸めたやうな声しながら
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
パリス 其樣そのよなことを被言おしゃるのは、われから我面わがかほ讒訴ざんそするのぢゃ。
取れたるは自業自得じごふじとくと言べし此以後心を改め女色にまよふ事なかれと有て其餘そのよかまひなしと申渡され此事落着らくぢやくなしたりけり斯て其日未刻頃やつどきごろ吾助お兼の兩人は追放つゐはうに成しかば何をあてに行べき方もなく品川宿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そのさま/″\の奇觀きくわんをもほどながめたれば、これよりなつかしき日本ふるさとかへらんと、當夜そのよ十一はん拔錨ばつべう弦月丸げんげつまるとて、東洋とうようゆき滊船きせん乘組のりくまんがため、くに名港めいかうネープルスまでたのは