“未刻頃”の読み方と例文
読み方割合
やつどきごろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取れたるは自業自得じごふじとくと言べし此以後心を改め女色にまよふ事なかれと有て其餘そのよかまひなしと申渡され此事落着らくぢやくなしたりけり斯て其日未刻頃やつどきごろ吾助お兼の兩人は追放つゐはうに成しかば何をあてに行べき方もなく品川宿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持參ぢさん仕つりし故引替に渡し遣せし處其日の未刻頃やつどきごろに九助私し方へ參り昨日あづかり歸りし大切たいせつ曼陀羅まんだら紛失ふんじつ致し申譯なき仕合せなりとて如何にも當惑たうわくの體に申故其曼陀羅まんだらは先刻親類しんるゐの者持參致しあづかり金と引替ひきかへ手前へしかと請取まで取置とりおきし趣き申聞候と云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)