“聢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しか58.8%
しっか17.6%
しっかり5.9%
しつか5.9%
たし5.9%
たしか5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其方儀天一坊身分しかと相糺さず萬事ばんじ華麗くわれいていたらく有しを如何いかゞ相心得居申候やうつたへもせず役儀やくぎをもつとめながら心付ざる段不屆に付退役申付る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「いや、あれは身分違いに腹を立てているんだ。あの男の曲毬の腕は大したものだが、人間もしっかりしているよ。中山半七郎とは大変な違いだ」
源はもう、仰天して了って、しっかりと手綱を握〆めたまま、騒がしく音のする笹の葉の中を飛んで、馬と諸馳もろがけに馳けて行きました。黄色い羽のちょうは風に吹かれて、木の葉のように前を飛び過ぎる。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「金目の懸つた竿だけに溺死おぼれじぬ場合にも心が残つて、あんなにしつかり握りめてゐたのだらうて。」
ウッドの『博物画譜』にいわく、パッフ・アッダーに咬まれたのに利く薬たしかに知れず。南アフリカの土人は活きた鶏の胸を開いて心動いまだまぬところをきずに当てると。
雌は鬣円く鱗薄く尾が腹よりもふといといい、画師不服の体を見て、われらすなわち竜だからたしかに見なさいといって、雌雄の竜にって去ったとづ、同書四三七に