“我”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
われ25.6%
23.6%
22.3%
わが16.4%
わし2.0%
1.5%
おれ1.3%
1.2%
0.8%
あれ0.5%
(他:29)4.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“我”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語9.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)6.8%
文学 > 日本文学 > 詩歌4.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
而してわれより出るしゆひかりわれしんぜずしてしゆしんずるにいた
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
コリヤ道人だうじんなんぢ天眼鏡てんがんきやうたがはずとも、草木くさきなびかすわれなるぞよ。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あくまでもの小猿七之助をやってみたいような意向があるので、座方も遂にを折って彼の希望を容れたのであるという。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
素知そしらぬ顔で仰有ったものでございますから、大殿様もとうとうを御折りになったと見えて、にがい顔をなすったまま
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
やゝしめりぎはを、いへ逃出にげでたまゝの土手どて向越むかうごしにたが、黒煙くろけむり
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
両親りょうしんは、かお見合みあわせて、うすうすうえについて心配しんぱいしました。
笑わない娘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
昨夜さくや以來いらいわが朝日島あさひじま海岸かいがんは、およかぎ裝飾さうしよくされた。
南軍誤ってこれわが砲となし、争って急に門におもむきしが、元より我が号砲ならざれば、門はふさがりたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
なにしうとしうとめのやかましいがるではし、わししくてわしもらふに身分みぶんなにことはない
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
わしてからはかせなしの費用いりめは重なる、四苦八苦見かねたやら、表の塩物やが野郎と一処に、しじみを買ひ出しては足の及ぶだけ担ぎ廻り
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ねへ美登利みどりさん今度こんどしよ寫眞しやしんらないか、れはまつりのとき姿なり
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ところで下枝の方は、れが女房にして、公債や鉄道株、ありたけの財産を、れが名に書き替えてト大分旨い仕事だな。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「しかし、袁氏は財産があるうえに賢明な女で、おれのために非常に尽してくれている、その恩に対しても棄て去る事ができない」
碧玉の環飾 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
顔も気質きだてきさまて、やっぱりおれの言うことを聞かなかったから、毒を飲まして得三が殺したのだ。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
天照らす大御神高木の神の命もちて問の使せり。うしはける葦原の中つ國に、が御子の知らさむ國と言よさしたまへり。
いねけばかが今宵こよひもか殿との稚子わくごりてなげかむ 〔巻十四・三四五九〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
足柄の御坂ミサカカシコみ、くもりゆの底延シタバへを、言出コチデつるかも(万葉巻十四)
隠国コモリクの泊瀬国に、さヨバひにが来れば、たな曇り雪はふり来ぬ。
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
足柄あしがら彼面此面をてもこのもわなのかなるしづみあれひもく 〔巻十四・三三六一〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
芝付しばつき美宇良崎みうらざきなるねつこぐさ、相見ずあらばあれひめやも
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
おいらはおとつさんはきらい、なんにもつてれないもの眞正直まつしようぢきをいふに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
菓子くわしつてやるから一しよにおいでといつて、おいらはらぬとつたけれどいてつてつてれた
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おのわすれて屈託くつたくなくそのげふふくするので
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
第五番に、檜扇ひおうぎ取って練る約束の、おのがお珊の、市随一のはれの姿を見ようため、芸妓げいこ幇間たいこもちをずらりと並べて、宵からここに座を構えた。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わたしは賊でございます。
赤格子九郎右衛門の娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
のつそりは何処迄ものつそりで馬鹿にさへなつて居れば其で可い訳、溝板でもたゝいて一生を終りませう、親方様堪忍かにして下されわたしが悪い、塔を建てうとはもう申しませぬ、見ず知らずの他の人ではなし御恩になつた親方様の
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
マツのなみたる見れば、家人イハビトの ワレを見送ると、立たりしもころ
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
はだすゝきほにワレ尾田ヲダのあかたふしの淡の郡にいます神あり(神功紀)
寿命じゅみょうきる前にゃあ気が弱くなるというが、おらアひょっとすると死際しにぎわが近くなったかしらん。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「本当にそれが一番早道だア、とおらア、いつでも言ふんだけど、まさか、それも出来ねえと見えて、それを遣つて呉れる人が無えだ」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
ひとの折角洗つたものに何する、馬鹿めと突然だしぬけに噛つく如く罵られ、癇張声に胆を冷してハッと思へば瓦落離ぐわらり顛倒、手桶枕に立てかけありし張物板に
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
のっそりめと三度めには傍へ行って大声で怒鳴ってやりましたればようやくびっくりしてふくろに似た眼でひとの顔を見つめ、ああ清吉あーにーいかと寝惚声ねぼけごえ挨拶あいさつ、やい
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
申すも異な事に候へども、そもそも始よりわたくし心には何とも思はぬ唯継ただつぐに候へば、夫婦の愛情と申候ものは、十年が間に唯の一度も起り申さず、かへつて憎きあだのやうなる思も致し
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
わたくしの持病です」と曾根は答えた。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
馬鹿野郎ばかやらうよばはりは太吉たきちをかこつけにれへのあてこすり
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
知人しつたひとなら菓子位子供にくれるに不思議もなく、貰ふたとて何が悪るい、馬鹿野郎呼はりは太吉をかこつけにれへの当こすり、子に向つて父親てておや讒訴ざんそをいふ女房気質かたぎれが教へた
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
を待つと 君が濡れけむ あしびきの山の雫にならましものを(石川郎女——万葉巻二)
次に、複合する下の語の語頭音が母音一つから成る音(アイウエオ)である時、その音が上の語の語尾音と合して一音となることがある(荒磯アライソ—ありそ、ウヘ—をのへ、イヘ—わぎへ、漕ぎで—こぎで)。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
おいらだって天狗の片翼を斬って落すくらいなら、朝飯前だ。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
悪気でしたのではなかったのですが、死のうという覚悟をした、それも二日三日と間のある事ではない、四五時間前というのに、もみじのうちで、さしむかいに食べられた時を思いますと、てまえもう、ここが、
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
仏性を波羅門の「アートマン」のごとくに解するものは、仏性の覚知を説く点において、右の消息を知らない。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
彼のシバルリイは「エゴー」を重んじて、軽々しく死し軽々しく生きず、我がシバルリイは生命を先づ献じて、然る後にシバルリイを成さんとするものゝ如かりし、己れの品性はみがくこと多からずして、他の儀式礼法多き武門に対敵して、反動的に放縦素朴に走りたり。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
美しさには心惹かれても、結局、美の根柢が自然を「」で変造したものなのである。
さかしまに天国を辞して奈落の暗きに落つるセータンの耳を切る地獄の風はプライド! プライド! と叫ぶ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
A○やすみしゝワゴおほきみの 恐也カシコキヤみはかつかふる山科の鏡の山に……(万葉巻二)