“我邦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わがくに98.0%
こっち2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樽屋たるや桶屋おけやの商売が我邦わがくににはじまったのは、はっきり何時いつからということはできないが、ともかくもそう古いころのことでないらしい。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
全体我邦わがくにの家庭は主人一人の翫具や慰みのために多額の金をついやして家族一同のためには一銭二銭の買物さえ惜しがるというふうがある。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
うう朝鮮か……東学党とうがくとうますます猖獗しょうけつ……なに清国しんこくが出兵したと……。さあ大分だいぶおもしろくなッて来たぞ。これで我邦こっちも出兵する——戦争いくさになる——さあもうかるぜ。お隅、前祝いだ、おまえも一つ飲め
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)