“指揮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しき43.6%
さしず30.8%
さしづ25.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは友愛塾のために特に考案されたもので、その指導も指揮しきも次郎の役割だった。体操がすむと、朝倉先生の合い図で静坐せいざに入った。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ぜんの朋輩が二人、小野という例の友達が一人——これはことに朝から詰めかけて、部屋の装飾かざりや、今夜の料理の指揮さしずなどしてくれた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
時計のやうに正確に——これが座右の銘でもあり、生徒に説いて聞かせる教訓でもあり、また職員一同を指揮さしづする時の精神でもある。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)