“静坐”のいろいろな読み方と例文
旧字:靜坐
読み方割合
せいざ71.4%
じっと14.3%
すわ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは友愛塾のために特に考案されたもので、その指導も指揮しきも次郎の役割だった。体操がすむと、朝倉先生の合い図で静坐せいざに入った。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
用があって兜町かぶとちょう紅葉屋もみじやへ行く。株式仲買店である。午前十時頃、店はき廻されるような騒ぎで、そこらに群がる男女なんにょの店員は一分間も静坐じっとしてはいられない。
一日一筆 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
『どうです。一つ静坐すわつて御覧になつては。貴方などは一度で直ぐ御わかりになりませう。自己流では失張駄目です。今夜お泊りになつて、一度岡田さんにお逢いになつては』
大野人 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)