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静謐
ふりがな文庫
“静謐”のいろいろな読み方と例文
旧字:
靜謐
読み方
割合
せいひつ
90.6%
セイヒツ
3.8%
しじま
1.9%
しず
1.9%
しずか
1.9%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せいひつ
(逆引き)
恋の灼熱が通って、徳の調和に——さらに湖のような英知と、青空のような
静謐
(
せいひつ
)
とに向かって行くことは最も望ましい恋の上昇である。
女性の諸問題
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
静謐(せいひつ)の例文をもっと
(48作品)
見る
セイヒツ
(逆引き)
丑刻
(
ウシ
)
に、
静謐
(
セイヒツ
)
の頂上に達した
現
(
ウツ
)
し
世
(
ヨ
)
は、其が過ぎると共に、俄かに物音が起る。月の、空を行く音すら聞えさうだつた四方の山々の上に、まづ木の葉が音もなくうごき出した。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
静謐(セイヒツ)の例文をもっと
(2作品)
見る
しじま
(逆引き)
民家の群れは月光を浴びて、いやがうへにも白々と輝やき、低い壁が闇のなかに一際くつきりと浮かび出る。歌声も杜絶え、すべてが寂とした
静謐
(
しじま
)
にかへる。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:05 五月の夜(または水死女)
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
静謐(しじま)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
しず
(逆引き)
真夜中をすぎた頃おいらしく、
静謐
(
しず
)
けさのさなかで生きもののような月の息づかいが手にとるように聞え、大豆や
玉蜀黍
(
とうもろこし
)
の葉っぱが、ひときわ青く透かされた。
蕎麦の花の頃
(新字新仮名)
/
李孝石
(著)
静謐(しず)の例文をもっと
(1作品)
見る
しずか
(逆引き)
が、それは
地上
(
ちじょう
)
の
人間界
(
にんげんかい
)
のことで、こちらの
世界
(
せかい
)
は
至
(
いた
)
って
静謐
(
しずか
)
なものじゃ。
俺
(
わし
)
一人
(
ひとり
)
でそなたをあのお
宮
(
みや
)
へ
案内
(
あんない
)
すればそれで
事
(
こと
)
が
済
(
す
)
むので……。まァこれまでの
修行場
(
しゅぎょうば
)
の
引越
(
ひっこ
)
しと
格別
(
かくべつ
)
の
相違
(
そうい
)
もない……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
静謐(しずか)の例文をもっと
(1作品)
見る
静
常用漢字
小4
部首:⾭
14画
謐
漢検1級
部首:⾔
17画
“静”で始まる語句
静
静寂
静粛
静止
静々
静脈
静岡
静坐
静御前
静心
“静謐”のふりがなが多い著者
橘外男
ヴィクトル・ユゴー
金史良
亀井勝一郎
倉田百三
牧野富太郎
ニコライ・ゴーゴリ
吉川英治
斎藤茂吉
石原純