静謐しず)” の例文
旧字:靜謐
真夜中をすぎた頃おいらしく、静謐しずけさのさなかで生きもののような月の息づかいが手にとるように聞え、大豆や玉蜀黍とうもろこしの葉っぱが、ひときわ青く透かされた。
蕎麦の花の頃 (新字新仮名) / 李孝石(著)