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『一日一筆』
ふりがな文庫
『
一日一筆
(
いちにちいっぴつ
)
』
一五分間 用があって兜町の紅葉屋へ行く。株式仲買店である。午前十時頃、店は掻き廻されるような騒ぎで、そこらに群がる男女の店員は一分間も静坐してはいられない。電話は間断なしにチリンチリンいうと、女は眼を嶮しくして耳を傾ける。電報が投げ込まれる …
著者
岡本綺堂
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「木太刀」1911(明治44)年12月、1912(明治45)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
好
(
いい
)
能
(
でき
)
因
(
よっ
)
鈴
(
べる
)
恐
(
おそら
)
何
(
いず
)
出
(
いだ
)
好
(
すき
)
間断
(
しきり
)
掃
(
はた
)
旧
(
きゅう
)
焦
(
あせ
)
上
(
あが
)
前
(
ぜん
)
喫
(
く
)
実事
(
まこと
)
祖父
(
おじい
)
苦
(
くるし
)
連
(
つらな
)
郵船
(
ふね
)
銀
(
かね
)
間
(
けん
)
飄然
(
ふらり
)
何方
(
どっち
)
何時
(
なんどき
)
依
(
よっ
)
午餐
(
ひるめし
)
可愛
(
かあい
)
帰宅
(
かえり
)
後
(
のち
)
欲
(
ほし
)
片方
(
かたっぽ
)
睦
(
むつま
)
茫然
(
ぼんやり
)
転
(
まろ
)
辛
(
から
)
陰
(
くも
)
静坐
(
じっと
)
上布
(
じょうふ
)
中
(
うち
)
乃至
(
ないし
)
也
(
なり
)
亡矣
(
なし
)
享
(
う
)
今日
(
こんにち
)
他
(
ほか
)
何人
(
なんぴと
)
価
(
あたい
)
俄
(
にわか
)
先
(
ま
)
兜町
(
かぶとちょう
)
入
(
い
)
剥
(
は
)
劇
(
はげ
)
北隣
(
きたどなり
)
古
(
ふる
)
吐
(
つ
)
啣
(
くわ
)
執
(
と
)
塵埃
(
ほこり
)
奪合
(
ばいあ
)
寧
(
むし
)
対
(
むか
)
小児
(
こども
)
小言
(
こごと
)
嶮
(
けわ
)
已
(
や
)
帷子
(
かたびら
)
床店
(
とこみせ
)
序
(
ついで
)
店頭
(
みせさき
)
引退
(
ひきさが
)
忍
(
しの
)
懐中
(
ふところ
)
打混
(
うちま
)
掉
(
ふ
)
掻
(
か
)
易
(
やす
)
智慧
(
ちえ
)
暢気
(
のんき
)
梧
(
きり
)
横
(
よこた
)
此方
(
こちら
)
殆
(
ほとん
)
殊
(
こと
)
泛
(
うか
)
渺茫
(
びょうぼう
)
為
(
な
)
烈
(
はげ
)
無闇
(
むやみ
)
獲物
(
えもの
)
申立
(
もうしたて
)
男女
(
なんにょ
)
真中
(
まんなか
)
眺望
(
ながめ
)
確
(
たしか
)
稽古
(
けいこ
)
空
(
そら
)
簾
(
すだれ
)
縋
(
すが
)