“床店”の読み方と例文
読み方割合
とこみせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裏店住居の次郎吉や、床店とこみせ同様の白雲堂が、自分の家に隠しておくことはむずかしい。彼等のほかに共謀者が無ければならない。
半七捕物帳:56 河豚太鼓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
この娘がたまと云う子で、母親がなくて、親爺おやじと二人暮らしでいると云う事、その親爺は秋葉あきはの原に飴細工あめざいく床店とこみせを出していると云う事などを知った。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
モルガンは花の市のように、種々いろいろな花があって、花売りの床店とこみせが一町もつづいている、足高路あしだかみちの方へお雪を伴った。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)