“床間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とこのま71.4%
これ14.3%
とこ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かばんを置いたる床間とこのまに、山百合やまゆりの花のいと大きなるをただ一輪棒挿ぼうざしけたるが、茎形くきなりくねり傾きて、あたかも此方こなたに向へるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
殿「其の方が久しく参らん内にわし役替やくがえを仰せ付けられて、かみより黄金を二枚拝領した、何うだ床間これにある、悦んでくれ」
梅若七兵衛 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
伝右衛門は、思い余って、三日の朝、上之間の床間とこへ、花をけた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)