“とこみせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
床店76.9%
床見世15.4%
浮鋪7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この娘がたまと云う子で、母親がなくて、親爺おやじと二人暮らしでいると云う事、その親爺は秋葉あきはの原に飴細工あめざいく床店とこみせを出していると云う事などを知った。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
……が、仕出したということになると、わたしの十二三の時分である、前章に書いた川崎銀行の角、際物師の店の横にめぞッこ鰻をさいて焼く小さな床見世とこみせがあった。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
明日あすの祭はことに尊きものゝ如く思はれぬ。我喜は兒童の喜にゆづらざりき。横街といふ横街には「コンフエツチイ」のたま賣る浮鋪とこみせのきを列べて、その卓の上には美しき貨物しろものを盛り上げたり。