“無闇”の読み方と例文
読み方割合
むやみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
福岡あたりの電車は、小さな停留場を無闇むやみに殖やして、お客を拾うことに腐心しているようであるが、東京では正反対だから面白い。
しかも私は書物を買うことがすきで、「お前は役にも立たぬ書物を無闇むやみに買うので困る」と、毎々両親から叱られている矢先である。
一日一筆 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その仙台平なるものの思い出を大事にして、無闇むやみに外に出して粗末にされたくないエゴイズムも在るようだ。「セルのが、あります。」
善蔵を思う (新字新仮名) / 太宰治(著)