“無闇矢鱈”の読み方と例文
読み方割合
むやみやたら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
磁石でもあれば出して見ることも出来ますが磁石は既に失くしてただ無闇矢鱈むやみやたらに進んで行くのですから実に危ない訳です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
従来の土地の風とか慣わし、美俗醇風に重きを置かないで、無闇矢鱈むやみやたらと配給したのでは、ますます物が足りなくなるばかりか、運輸、交通も混乱する。
食べもの (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
元来品夫は僕と違って文学屋で、女の癖に探偵小説だの、宗教関係の書物だのを無闇矢鱈むやみやたらに読みたがるのです。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)