“むやみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無暗75.8%
無闇22.0%
1.9%
執拗0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わし腹立紛はらたちまぎれじゃ、無暗むやみと急いで、それからどんどん山のすそ田圃道たんぼみちへかかる。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この高瀬の嘆息は、無暗むやみと強がっているような旅行者の言葉にもまさって、なつかしい同胞の声らしく岸本の耳に聞えた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「どこへ行くんだい。また赤坂かい。あの方面はもう御免だ。せんだっては無闇むやみにあるかせられて、足が棒のようになった」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もし道のない所を無闇むやみに進んで行こうものならそれがために村人の疑いを深くして追窮ついきゅうされるかも知れない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
何かむやみと氣にかゝツて、不安は槍襖やりぶすまを作ツておそツて來る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
此うなると墨を磨るのさへものうい、で、むやみ生叺なまあくびだ。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
その上、何となく不吉な予感が、彼の心を執拗むやみに蝕ばむのである。
犠牲者 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)