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茫然
ふりがな文庫
“茫然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぼうぜん
65.4%
ぼんやり
25.3%
ばうぜん
7.4%
ぼん
0.7%
ぼんや
0.5%
ぼう
0.2%
ぼっ
0.2%
ぼっと
0.2%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼうぜん
(逆引き)
私は
雪籠
(
)
りの
許
(
)
を受けようとして、たどたどと近づきましたが、扉のしまった中の様子を、
硝子窓越
(
)
に、ふと見て
茫然
(
)
と立ちました。
雪霊続記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
茫然(ぼうぜん)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ぼんやり
(逆引き)
その
日
(
)
は
風
(
)
もなく、
波
(
)
も
穏
(
)
やかな
日
(
)
であったから、
沖
(
)
のかなたはかすんで、はるばると
地平線
(
)
が
茫然
(
)
と
夢
(
)
のようになって
見
(
)
えました。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
茫然(ぼんやり)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ばうぜん
(逆引き)
我家の庭に蝿を見るは毎年五月初旬なるを思ひ、
茫然
(
)
とこの蝿を
見守
(
)
ること多時、僕の病体、五月に至らば果して旧に復するや否や。
病中雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
茫然(ばうぜん)の例文をもっと
(32作品)
見る
▼ すべて表示
ぼん
(逆引き)
恨まれるは覺悟の前、鬼だとも蛇だとも思ふがようござりますとて、撥を疊に少し延びあがりて表を見おろせば、何と姿が見えるかと
嬲
(
)
る、あゝ最う歸つたと見えますとて
茫然
(
)
として居るに
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
茫然(ぼん)の例文をもっと
(3作品)
見る
ぼんや
(逆引き)
「それにしても
茫然
(
)
りここにいては、いつまた危険に逢うかもしれぬ、ともかく
鳳凰
(
)
の間へ帰ることにしよう。芳江殿どうじゃな歩けるかな?」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
茫然(ぼんや)の例文をもっと
(2作品)
見る
ぼう
(逆引き)
あの
茫然
(
)
として居る
柔
(
)
しい人で、お酒が嫌いだというから、甘味でお茶でも飲んでゝ呉んなまし、
生憎
(
)
お客が立込んで花魁もおまはんに煙草一服吸い附けて飲ませる間もないのだから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
茫然(ぼう)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぼっ
(逆引き)
「そうかなあ、そうかなあ」吉次は
茫然
(
)
として考えたが、「
俺
(
)
らは
醜男
(
)
で片輪者で、女に思われたことなんかない。俺らの方では想ったがな。 ...
神秘昆虫館
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
茫然(ぼっ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぼっと
(逆引き)
例の花里
花魁
(
)
でございますが、この
混雑
(
)
かえしている中に一層忙がしい、今日で三日三晩うッとりともしないので、只眠いねむいで
茫然
(
)
して
生体
(
)
がない。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
茫然(ぼっと)の例文をもっと
(1作品)
見る
“茫然”の意味
《形容動詞》
茫然(ぼうぜん)
呆気に取られ気が抜けたようにぼんやりするさま。
つかみどころのないさま。
(出典:Wiktionary)
茫
漢検1級
部首:⾋
9画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“茫然”で始まる語句
茫然自失
茫然飛入老婆房
検索の候補
茫然
茫然自失
薄茫然
茫然飛入老婆房
茫々然
茫乎漠然
“茫然”のふりがなが多い著者
夏目漱石
国木田独歩
島崎藤村
泉鏡花
国枝史郎
吉川英治
谷崎潤一郎
中里介山
泉鏡太郎
幸田露伴