“ぼんや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茫然50.0%
凡爺25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「困った事だ」と呟いて野の上へ思わず突っ立ったが、しかし茫然ぼんやり立っていたところで別に妙案が浮かびそうもない、でまた、スタスタ歩き出した。鬱々とした森がある。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「何事でもない。大丈夫たるものなんで汝がごとき凡爺ぼんやの子となってちん」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は音のした方へ馳寄ると、ぼんやりとした夜霧の中を走ってゆくエリスの後姿が影絵のように見えた。
P丘の殺人事件 (新字新仮名) / 松本泰(著)