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ぼうぜん
ふりがな文庫
“ぼうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
茫然
56.3%
呆然
36.6%
惘然
5.5%
懵然
0.6%
厖然
0.4%
尨然
0.4%
房全
0.2%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茫然
(逆引き)
その朝皇帝万歳を叫んだすべての口は、今はただ
茫然
(
ぼうぜん
)
とうち開いてるのみだった。彼らはほとんど皇帝をも見知らないがようだった。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
ぼうぜん(茫然)の例文をもっと
(50作品+)
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呆然
(逆引き)
若者はそのみごとな
仙術
(
せんじゅつ
)
にみとれてしばらく
呆然
(
ぼうぜん
)
とたたずんでいたが、やがて
冠
(
かんむり
)
のひもをむすびなおすと、いそいそと帰っていった。
おしどり
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
ぼうぜん(呆然)の例文をもっと
(50作品+)
見る
惘然
(逆引き)
サン・マルタン会堂の大時計の音が聞えると、
惘然
(
ぼうぜん
)
としていたのから我れに返って、また出かける時間であることを思い出すのだった。
ジャン・クリストフ:05 第三巻 青年
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
ぼうぜん(惘然)の例文をもっと
(28作品)
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▼ すべて表示
懵然
(逆引き)
老余
(
らうよ
)
唯
懵然
(
ぼうぜん
)
として、走馬燈の回転するのを見るやうな、過去の追想をたのしむに過ぎない。
冬の夜がたり
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
ぼうぜん(懵然)の例文をもっと
(3作品)
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厖然
(逆引き)
優に一部の書を成すに足るこの題目を、かくの如く要約する一事に至っては、
厖然
(
ぼうぜん
)
たる大著とするよりあるいは困難であるかも知れぬ。
「俳諧大要」解説
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
ぼうぜん(厖然)の例文をもっと
(2作品)
見る
尨然
(逆引き)
梓
(
し
)
に
上
(
のぼ
)
さんと欲せしこと、一日に非ざりしも、南船北馬暖席に
暇
(
いとま
)
なく、かつ二雪霜の間に集積せるところは、
尨然
(
ぼうぜん
)
紛雑
(
ふんざつ
)
し容易に整頓すべからずして、自ら
慚愧
(
ざんき
)
せざるを得ざるものあり。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
ぼうぜん(尨然)の例文をもっと
(2作品)
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房全
(逆引き)
信濃
(
しなの
)
の山の上に咲く
石楠
(
しゃくなげ
)
の花の純粋にもたとえたいような、その美しい性質は、おのずから多くの人の敬慕するところとなり、世にもまれに見る家庭をつくり、夫
房全
(
ぼうぜん
)
氏との間に四人の愛児をもうけ
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
ぼうぜん(房全)の例文をもっと
(1作品)
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