“ぽかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呆然50.0%
洞然50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銀杏いちょうの葉の真黄色まっきいろなのが、ひらひらと散って来る、お嬢さんの肌についた、ゆうぜんさながらの風情も可懐なつかしい、として、文金だの、平打だの、見惚みとれたように呆然ぽかんとして
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
乱闘の場の剣戟けんげき叫喚、そういうものに関わりなく、狂女特有の締りのない、洞然ぽかんとしたうつろの声で、しかし何かに憧憬あこがれるように
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)