“真黄色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まっきいろ78.6%
まつきいろ21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、すいたらしいッてね、私の手首をじっと握って、真黄色まっきいろな、ひらったい、小さな顔を振上げて、じろじろと見詰めたの。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
敵軍の偵察艦隊から、殆んど同時に、真黄色まっきいろな煙が上った。十門ずつの八インチほうが、一斉に火蓋を切ったのだった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
三月へ入つてから急に顔や手足が鬱金染うこんぞめのやうに真黄色まつきいろになつて来た。
和解 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
たまさか、真黄色まつきいろに照りかへ
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)