“まっきいろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
真黄色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ベルナールとロジェとジャックとマルセルは、それをいかけはじめます。エチエンヌのことも、真黄色まっきいろ綺麗きれいな道のことも忘れてしまいます。おかあさんとのお約束やくそくわすれてしまいます。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
同時に南瓜の葉が一面に波を打って、真黄色まっきいろかもめがぱっと立ち、尾花が白く、冷い泡で、糸七のつらを叩いた。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
アノ椿つばきの、燃え落ちるように、向うの茅屋かややへ、続いてぼたぼたとあふれたと思うと、菜種なたねみちを葉がくれに、真黄色まっきいろな花の上へ、ひらりといろどって出たものがある。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)