“尨然”の読み方と例文
読み方割合
ぼうぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、若し運命がその政治家に苛酷かこくでなかったならば、彼は尨然ぼうぜんたる国家的若しくは世界的大事業なるものを完成する。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
のぼさんと欲せしこと、一日に非ざりしも、南船北馬暖席にいとまなく、かつ二雪霜の間に集積せるところは、尨然ぼうぜん紛雑ふんざつし容易に整頓すべからずして、自ら慚愧ざんきせざるを得ざるものあり。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)