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尨毛
ふりがな文庫
“尨毛”の読み方と例文
読み方
割合
むくげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むくげ
(逆引き)
最初に彼の目にとまったのは、彼が自分だけで「
尨毛
(
むくげ
)
の猟犬」と
仇名
(
あだな
)
を与えている二面の主任のKさんであった。彼はすぐ腹の中で初めた。
六月
(新字新仮名)
/
相馬泰三
(著)
お増の家のすぐ近くの通りをうろついている犬に、細君はふと心を
惹
(
ひ
)
かれた。その犬の狐色の
尨毛
(
むくげ
)
や、
鼻頭
(
はながしら
)
の
斑点
(
ぶち
)
などが、細君の目にも見覚えがあった。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
荒い
格子
(
こうし
)
の
檻
(
おり
)
に閉じこめられて嘆いてる
仔牛
(
こうし
)
、青っぽい白目をしてる飛び出した大きい黒い眼、薄赤い
眼瞼
(
まぶた
)
、白い
睫毛
(
まつげ
)
、額に縮れてる白い
尨毛
(
むくげ
)
、紫色の鼻、X形の足
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
尨毛(むくげ)の例文をもっと
(4作品)
見る
尨
漢検1級
部首:⼪
7画
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
“尨”で始まる語句
尨大
尨犬
尨
尨然
尨躯
尨雑
“尨毛”のふりがなが多い著者
相馬泰三
ロマン・ロラン
徳田秋声
宮本百合子