“仔牛”の読み方と例文
読み方割合
こうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とねんをおして、四にん弟子でしっていきました。かしらも、もうじっとしておれなくて、仔牛こうしをひきながら、さがしにいきました。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
優しい眼をした黄と白の斑牛まだらうしが寝そべっていて、可愛い仔牛こうしがいたが、生きた牛のそばにいった事はないし、臆病な私はこわかった。
仏教では、これを「愛見の大悲」といっておりますが、ほんとうの慈悲は、盲目的な愛、母牛が仔牛こうしめるような、そんな愛ではないのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)