“仔犬”の読み方と例文
読み方割合
こいぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
によって来た馬追虫うまおいもいる、こおろぎもいる、おけらもいるという騒ぎに、仔犬こいぬもはしゃいで玄関から上ってくれば、飼猫かいねこも出て来た。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
私は少年の頃白毛しろげ仔犬こいぬを飼つた事があつた。仔犬は閑さへあれば近所の犬と咬み合ひをしたが、いつも負かされがちだつた。
とらのとし生れだ。よすぎる男を思って苦労している。薔薇ばらの花が好きだ。君の家の犬は、仔犬こいぬを産んだ。仔犬の数は六。ことごとく当ったのである。
逆行 (新字新仮名) / 太宰治(著)