“寅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とら94.3%
いん4.3%
つつし1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど来年はとら年というわけで、相変らず干支えとにちなんだ話を聴かせろというのか。いつも言うようだが、若い人は案外に古いね。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
すなわちとらの月をもって正月と定めた根源は、昔もやはり温かい国の人の経験をもって、寒地の住民に強いたことは同じであった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
俳諧には蕪村または夜半亭の雅名を用うれど、画にはいん春星しゅんせい長庚ちょうこう三菓さんか宰鳥さいちょう碧雲洞へきうんどう紫狐庵しこあん等種々の名異名ありきとぞ。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
〔譯〕三軍和せずば、以てたゝかひを言ひがたし。百官和せずば、以てを言ひ難し。書に云ふ、いんを同じうしきようあは和衷わちゆうせよやと。唯だ一の和字、治亂ちらん一串いつくわんす。
けだし陛下の心に非ず、実に奸臣のす所ならん。心なおいまだ足らずとし、又以て臣に加う。臣はんを燕に守ること二十余年、つつしおそれて小心にし、法を奉じぶんしたがう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)