-
トップ
>
-
春星
読み方 | 割合 |
しゅんせい | 66.7% |
しゆんせい | 33.3% |
俳諧には蕪村または夜半亭の雅名を用うれど、画には
寅、
春星、
長庚、
三菓、
宰鳥、
碧雲洞、
紫狐庵等種々の名異名ありきとぞ。
山里の
朧に乗じてそぞろ歩く。観海寺の石段を登りながら
仰数春星一二三と云う句を得た。余は別に
和尚に逢う用事もない。逢うて雑話をする気もない。
春星影よりも
微に空を
綴る。
微茫月色、花に
映じて、
密なる枝は月を
鎖してほの
闇く、
疎なる
一枝は月にさし出でゝほの白く、
風情言ひ
尽し
難し。