“戊寅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つちのえとら66.7%
ぼいん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことにことしは干支えと戊寅つちのえとらにちなんで清正きよまさとら退治を出すというので、組屋敷中の者はもちろんのこと、うわさを耳に入れた市中の者までがたいへんな評判でした。
またこの御世に依網よさみの池を作り、またかる酒折さかおりの池を作りました。天皇は御年百六十八歳、戊寅つちのえとらの年の十二月にお隱れになりました。御陵は山の邊の道のまがりの岡の上にあります。
臍の緒書には「文政元戊寅ぼいん年三月十九日あけ六ツ時於下谷御徒町拝領屋敷誕生、父次右衛門儀小笠原弾正おがさわらだんじょう組之節」
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)