“干支”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えと81.3%
かんし18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど来年は寅(とら)年というわけで、相変らず干支(えと)にちなんだ話を聴かせろというのか。いつも言うようだが、若い人は案外に古いね。
虎 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それは自分の生れた年から数へて、恰(ちやう)ど七つ目に当つた干支(えと)を絵にかいて、いつも壁に懸けて置く時は、立身出世疑ひないといふ事だ。
年数と干支(かんし)が全部合理的につじつまを合わせて、念入りに誤植されるという偶然の確率はまず事実上零に近いからである。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
或(あるい)は午(うま)に、或は牛に、此般(こんはん)の者も多かるべし。しかれども予が嘗(かつ)て聞知(ききし)れる渠(かれ)が干支(かんし)の爾(しか)く巳を重ねたるを奇異とせる記憶は、咄嗟(とっさ)に浅次郎の名を呼起(よびおこ)せり。
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)