“此般”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しはん66.7%
こんはん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾人が敬愛する先輩思想家にして既に大に此般しはんの事業に鉄腕を振ひたるものあり、吾人が若少の身分を以て是より進まんとするもの、豈に彼等の既に進みたるみちはづれんや
内部生命論 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
敢て此般しはんの評論に立入るべきものにあらねども、従来「白表女学雑誌」誌上にて評論の業に従事したる由来を以て、いさゝか見るところを述べて、明治文学の梗概を研究せんと欲するの志あり。
あるいうまに、或は牛に、此般こんはんの者も多かるべし。しかれども予がかつ聞知ききしれるかれ干支かんししかく巳を重ねたるを奇異とせる記憶は、咄嗟とっさに浅次郎の名を呼起よびおこせり。
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)