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咄嗟
ふりがな文庫
“咄嗟”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とっさ
84.0%
とつさ
15.4%
あなや
0.2%
あはや
0.2%
さっそく
0.2%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とっさ
(逆引き)
もしK中尉自身も砲弾のために
咄嗟
(
とっさ
)
に
命
(
いのち
)
を失っていたとすれば、——それは彼にはどう云う死よりも幸福のように思われるのだった。
三つの窓
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
咄嗟(とっさ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
とつさ
(逆引き)
八五郎は
咄嗟
(
とつさ
)
に構へを直すと、力任せに、辰三を突いたのです。
爪先
(
つまさき
)
は三味線堀の水、間違ひもなく、その水の中に落ちたと思ひきや
銭形平次捕物控:307 掏られた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
咄嗟(とつさ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
あなや
(逆引き)
唯
(
と
)
見る間に
出行
(
いでゆ
)
く貫一、
咄嗟
(
あなや
)
、
紙門
(
ふすま
)
は鉄壁よりも堅く
閉
(
た
)
てられたり。宮はその心に
張充
(
はりつ
)
めし望を失ひてはたと
領伏
(
ひれふ
)
しぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
咄嗟(あなや)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
あはや
(逆引き)
夫
(
をつと
)
は
簑笠
(
みのかさ
)
を吹とられ、
妻
(
つま
)
は
帽子
(
ばうし
)
を
吹
(
ふき
)
ちぎられ、
髪
(
かみ
)
も吹みだされ、
咄嗟
(
あはや
)
といふ
間
(
ま
)
に
眼口
(
めくち
)
襟袖
(
えりそで
)
はさら也、
裾
(
すそ
)
へも雪を吹いれ、
全身
(
ぜんしん
)
凍
(
こゞえ
)
呼吸
(
こきう
)
迫
(
せま
)
り
半身
(
はんしん
)
は
已
(
すで
)
に雪に
埋
(
う
)
められしが
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
咄嗟(あはや)の例文をもっと
(1作品)
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さっそく
(逆引き)
わが共同の邸宅に招き一
夕
(
せき
)
盛大なる晩餐会を催すにつき、食堂、玄関、便所の嫌いなく満堂国花をもって埋むべし、という、例によって例のごとき、
端倪
(
たんげい
)
すべからざるタヌが
咄嗟
(
さっそく
)
の思い立ち。
ノンシャラン道中記:02 合乗り乳母車 ――仏蘭西縦断の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
咄嗟(さっそく)の例文をもっと
(1作品)
見る
“咄嗟”の意味
《名詞》
咄 嗟(とっさ)
極めて短い時間。
(出典:Wiktionary)
咄
漢検1級
部首:⼝
8画
嗟
漢検1級
部首:⼝
13画
“咄嗟”の類義語
刹那
瞬間
須臾
瞬時
“咄嗟”で始まる語句
咄嗟の考察
検索の候補
兇刃咄嗟
“咄嗟”のふりがなが多い著者
中里介山
吉川英治
江戸川乱歩
谷崎潤一郎
海野十三
野村胡堂
夏目漱石
芥川竜之介
泉鏡花
岡本かの子