“半身”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんしん79.3%
はんみ17.2%
かたみ1.7%
バスト1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白襯衣君が、肩をそびやかして突立つったって、窓から半身はんしん乗出のりだしたと思うと、真赤な洋傘こうもりが一本、矢のように窓からスポリと飛込とびこんだ。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
うす暗い奥にはひとりの男がよぎをかぶって転がっていたが、それでも眼を醒ましていたと見えて、直ぐに半身はんみを起こして答えた。
半七捕物帳:68 二人女房 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と云ううちに、店の天井からブラ下っていた鰤の半身かたみを引卸して、片手ナグリに箒売を土間へタタキ倒した。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
 何か頻りに話して居る嘉助老人の半身バストから始まります。
中村仲蔵 (新字新仮名) / 山中貞雄(著)