“干瓢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんぴょう77.8%
かんぺう22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
烏賊いか椎茸しいたけ牛蒡ごぼう、凍り豆腐ぐらいを煮〆にしめにしておひらに盛るぐらいのもの。別に山独活やまうどのぬた。それに山家らしい干瓢かんぴょう味噌汁みそしる
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
羽咋はくい川をもって海と通う千路潟せんじのがた、福野干瓢かんぴょうの産地たる福野潟のごとき、いずれも西南の寄砂のために澗の口がだんだんにつぶれた例である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
めしつぎには干瓢かんぺうおびにした稻荷鮨いなりずしすこしろはらせてそつくりとまれてあつた。すしすこつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「お松さんにお竹さん、椎葺しひたけさんに干瓢かんぺうさんと…………手練手管てれんてくだ」が何ごとか知らぬその日の赤頭巾
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)