“羽咋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくい62.5%
はぐい12.5%
はくひ12.5%
はぐひ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北方、七尾城との連絡を断つためには、羽咋はくい川と末森城との中間地帯——出浜ではま敷浪しきなみあたりに、一線を布陣して、海上をも監視させた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昨年、能登のとの外浦を、奥へ入ろうと歩行あるきました時、まだほんの入口ですが、羽咋はぐい郡の大笹の宿で、——可心という金沢の俳人の(能登路の記)というのを偶然読みました。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
次に伊登志和氣いとしわけの王は、子なきに因りて、子代として、伊登志部を定めき。次に石衝別いはつくわけの王は、羽咋はくひの君、三尾の君が祖なり。次に布多遲ふたぢ伊理いり毘賣の命は、倭建の命の后となりたまひき。
之乎路しをぢから直越ただこえ来れば羽咋はぐひの海朝なぎしたり船楫ふねかぢもがも」(巻十七・四〇二五)、「ただに行かず巨勢路こせぢから石瀬いはせ踏みめぞ吾が来し恋ひてすべなみ」(巻十三・三三二〇)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)