“直越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただごえ40.0%
すぐごえ20.0%
ただこ20.0%
ただこえ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初め皇后樣が河内の日下くさかにおいでになつた時に、天皇が日下の直越ただごえの道を通つて河内においでになりました。
上州の湯檜曾から越後の清水へえる峠で、清水山塊の名はこの峠から導かれたものである、古くは直越すぐごえ(『上杉記』)または馬峠(『新編会津風土記』)の名があった。標高千四百四十八米。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
之乎路しをぢから直越ただこえ来れば羽咋はぐひの海朝なぎしたり船楫ふねかぢもがも」(巻十七・四〇二五)、「ただに行かず巨勢路こせぢから石瀬いはせ踏みめぞ吾が来し恋ひてすべなみ」(巻十三・三三二〇)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
初め大后、日下にいましける時、日下の直越ただこえの道より、河内にでましき。ここに山の上に登りまして、國内を見けたまひしかば、堅魚かつをを上げて舍屋を作れる家あり。