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直衣
ふりがな文庫
“直衣”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
のうし
80.6%
なおし
6.5%
なほし
6.5%
ひたたれ
4.8%
ちよつき
1.6%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のうし
(逆引き)
左大将、
左衛門督
(
さえもんのかみ
)
、
藤参議
(
とうさんぎ
)
などという人たちも皆お供をして出た。皆軽い
直衣
(
のうし
)
姿であったのが
下襲
(
したがさね
)
を加えて院参をするのであった。
源氏物語:38 鈴虫
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
直衣(のうし)の例文をもっと
(50作品)
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なおし
(逆引き)
重盛は、烏帽子に
直衣
(
なおし
)
という平服姿で、さらさらと衣ずれの音をさせながら、終始、落着き払って、清盛の座所にやってきた。
現代語訳 平家物語:02 第二巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
直衣(なおし)の例文をもっと
(4作品)
見る
なほし
(逆引き)
程なく多くの足音聞ゆる中に、
沓音
(
くつおと
)
高く
響
(
ひび
)
きて、
烏帽子
(
ゑぼし
)
七七
直衣
(
なほし
)
めしたる貴人、堂に上り給へば、
従者
(
みとも
)
の
武士
(
もののべ
)
四五人ばかり
右左
(
みぎひだり
)
に座をまうく。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
直衣(なほし)の例文をもっと
(4作品)
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▼ すべて表示
ひたたれ
(逆引き)
皆黄いろな頭巾を被って、鎧を着、錦の
直衣
(
ひたたれ
)
を着けて、手に手に長い
戟
(
ほこ
)
を持っていた。武士は壇の下へきて並んで立った。
牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
直衣(ひたたれ)の例文をもっと
(3作品)
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ちよつき
(逆引き)
小川家の
離室
(
はなれ
)
には、画家の吉野と信吾とが相対してゐる。吉野は三十分許り前に盛岡から帰つて来た所で、上衣を脱ぎ、白綾の夏
直衣
(
ちよつき
)
の、その
鈕
(
ボタン
)
まで
脱
(
はづ
)
して、
胡坐
(
あぐら
)
をかいた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
直衣(ちよつき)の例文をもっと
(1作品)
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“直衣”の解説
直衣(のうし、なおし)は、平安時代以降の天皇、皇太子、親王、および公家の平常服。
外見上は衣冠とほとんど同じであるが、「直(ただ)の衣」の意味より平常服とされ、色目・紋様も自由であった。成人前の若年者は「童直衣(わらわ)」を着用した。
(出典:Wikipedia)
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“直衣”で始まる語句
直衣姿
直衣袴
直衣狩衣
検索の候補
古直衣
御直衣
直衣姿
直衣袴
御引直衣
直衣狩衣
烏帽子直衣
直垂衣
赤直垂衣
布袴直垂衣
“直衣”のふりがなが多い著者
紫式部
作者不詳
吉川英治
島崎藤村
正岡子規
石川啄木
菊池寛
久生十蘭
田中貢太郎
森鴎外