“直衣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のうし87.3%
なほし5.5%
ひたたれ3.6%
ちよつき1.8%
なおし1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左大将、左衛門督藤参議などという人たちも皆お供をして出た。皆軽い直衣姿であったのが下襲を加えて院参をするのであった。
源氏物語:38 鈴虫 (新字新仮名) / 紫式部(著)
やがて壽永の秋の哀れ、治承の春の樂みに知る由もなく、六歳の後に昔の夢を辿りて、直衣の袖を絞りし人々には、今宵の歡曾も中々に忘られぬ思寢の涙なるべし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
皆黄いろな頭巾を被って、鎧を着、錦の直衣を着けて、手に手に長いを持っていた。武士は壇の下へきて並んで立った。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
小川家の離室には、画家の吉野と信吾とが相対してゐる。吉野は三十分許り前に盛岡から帰つて来た所で、上衣を脱ぎ、白綾の夏直衣の、そのまでして、胡坐をかいた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
やがて道人は壇の上に坐ってを書いて焼いた。と、三四人の武士がどこからともなしにやって来た。皆ろな頭巾って、を着、直衣を着けて、手に手に長いを持っていた。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)