“なほし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
直衣44.4%
33.3%
修繕11.1%
半燒酎11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて壽永じゆえいの秋の哀れ、治承ぢしようの春の樂みに知る由もなく、六歳むとせの後に昔の夢を辿たどりて、直衣なほしの袖を絞りし人々には、今宵こよひの歡曾も中々に忘られぬ思寢おもひねの涙なるべし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
十日ばかりたつて、仕立なほしの御召縮は、三田の机の上に載つてゐた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
曙井戸あけぼのゐどの茶碗に、近頃小さい乍ら傷が見えたので、お茶人の淺田屋總兵衞がお預りして懇意な竈元かまもと修繕なほしに廻す筈だつたのが、淺田屋の土藏の中で、何時の間にやら紛失して了つたのです。
ては半燒酎なほしむらたのんでひにつて、それをみながら大氣焔だいきえんく。留守居るすゐ女中ぢよちうけむまかれながら、ちやれてす。菓子くわしす。