“留守居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
るすい67.9%
るすゐ32.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、男は、日のくれに帰ると云って、娘一人を留守居るすいに、あわただしくどこかへ出て参りました。そのあとの淋しさは、また一倍でございます。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
と云うのは当時大童おおわらが江戸屋敷の留守居るすいで世間の交際が広いと云うので、養子選択の事を一人で担任して居て、或時あるとき私に談じて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
是れへ差出せと申さるゝに本多家の留守居るすゐハツと答へて懷中くわいちうより取出し目安めやす方へ差出すを大岡殿の御覽に入目安方之を讀上る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ては半燒酎なほしむらたのんでひにつて、それをみながら大氣焔だいきえんく。留守居るすゐ女中ぢよちうけむまかれながら、ちやれてす。菓子くわしす。