“留守勝”の読み方と例文
読み方割合
るすがち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だつて、にいさんが留守勝るすがちで、嘸御さむしいでせうなんて、あんまり思遣おもひやりが好過よすぎる事をおつしやるからさ」と云ふ言葉があつた。代助は其所そこへ自分をはさんだ。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
甚「わけもんだ、いゝや、まア泊って行きねえ、うせ着て寝る物はねえ、留守勝るすがちだから食物くいものもねえ、鍋は脇へ預けてしまったしするから、コロリと寝て明日あした行きねえ、己と一緒に寝ねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此後こののち留守勝るすがちならん萩のいお
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)