“左衛門督”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さえもんのかみ88.9%
さえもんのすけ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵部卿ひょうぶきょうの宮とか左衛門督さえもんのかみとかにもお頼みしよう。私も一冊書く。気どっておられても私といっしょに書くことは晴れがましいだろう」
源氏物語:32 梅が枝 (新字新仮名) / 紫式部(著)
さらに勅使左衛門督さえもんのかみ大原重徳しげのりを奉じて東下して来たほどの薩摩人の活躍を想像しながら、その年の六月中旬には諏訪すわにはいった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
音人は、清和帝に仕え、従三位左衛門督さえもんのすけをかね、検非違使の別当まで勤めた人であり、その弟の千里ちさとは、歌人としても、有名であった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)