“千里”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちさと63.6%
せんり36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
音人は、清和帝に仕え、従三位左衛門督(さえもんのすけ)をかね、検非違使の別当まで勤めた人であり、その弟の千里(ちさと)は、歌人としても、有名であった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かつこの歌の姿、見ゆる限りは桜なりけりなどいへるも極めて拙(つたな)く野卑(やひ)なり、前の千里(ちさと)の歌は理窟こそ悪(あし)けれ姿は遥(はるか)に立ちまさりをり候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
寧(むし)ろ死(し)せざるを怪(あやし)むのみと。令史(れいし)驚(おどろ)いて言(い)ふやう、我(わ)が此(こ)の馬(うま)はじめより厩(うまや)を出(いだ)さず祕藏(ひざう)せり。又(また)家(いへ)に騎(の)るべきものなし。何(なん)ぞ千里(せんり)を行(ゆ)くと云(い)ふや。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
獨逸等(ドイツとう)音(おと)に名高(なだか)き國々(くに/″\)の名所(めいしよ)古跡(こせき)を遍歴(へんれき)して、其間(そのあひだ)に月(つき)を閲(けみ)すること二十有餘箇月(いうよかげつ)、大約(おほよそ)一萬(まん)五千里(せんり)の長途(ながたび)を後(あと)にして、終(つひ)に伊太利(イタリー)に入(ゐ)り、往昔(むかし)から美術國(びじゆつこく)の光譽(ほまれ)高(たか)き