“大約”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほよそ37.5%
おおよそ25.0%
たいやく18.8%
おおむね6.3%
およそ6.3%
かれこれ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが大約おほよそ三年前に妙な目に逢つたのでございますよ。多分どんな人間でもわたくしより前にあんな目に逢つたものはございますまい。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
『きっと返却かえします、きっと。』などとちかいながら、またぼうるなりった。が、大約おおよそ時間じかんってからかえってた。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
旅行の道程みちのり ここでちょっと私の歩いた道程みちのりを申すと、ダージリンからラサ府まで大約たいやく二千四百九十哩ばかり歩いて居ります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「偉大なる結論というものは、大約おおむね短いものだ」
科学者と夜店商人 (新字新仮名) / 海野十三佐野昌一(著)
吾等われら喫驚びつくりして其方そなた振向ふりむくと、此時このとき吾等われらてるところより、大約およそ二百ヤードばかりはなれたもりなかから、突然とつぜんあらはれて二個ふたりひとがある。
此所ここに居る自分と同じ運命の人間は、大約かれこれ三千人と云う話だが、内容なかみは絶えず替って居る。
監獄部屋 (新字新仮名) / 羽志主水(著)