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『監獄部屋』
ふりがな文庫
『
監獄部屋
(
かんごくべや
)
』
同じ持場で働いて居る山田という男が囁いた。 「オイ、何でもナ、近けえ内に政府の役人の良い所が巡検に来るとヨ」 「エッ、本当かイ夫りゃア、何時だってヨ」 「サア、其奴ア判ら無えがナ、今度ア今迄来た様な道庁の木ッ葉役人たア違うから、何とか目鼻は …
著者
羽志主水
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」1926(大正15)年3月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
白
(
ち
)
加之
(
そこへ
)
萎
(
いじ
)
違
(
ちげえ
)
遭遇
(
でくわ
)
到底
(
てんで
)
障碍
(
こだわり
)
例
(
いつ
)
吐
(
こ
)
大約
(
かれこれ
)
往年
(
さきのとし
)
迂曲
(
まわりくど
)
開
(
き
)
難有
(
ありが
)
何
(
いず
)
只
(
たっ
)
耀
(
ひかり
)
計
(
ばかり
)
間違
(
まちげえ
)
面
(
づら
)
互
(
たげえ
)
何様
(
どう
)
審
(
つぶ
)
様
(
ざま
)
科
(
こなし
)
許
(
ばかり
)
出迎
(
でむかえ
)
勿体
(
もってえ
)
午餐
(
ひる
)
却
(
かえっ
)
大事
(
でえじ
)
巨
(
でか
)
平易
(
やさし
)
彼
(
あ
)
手柔
(
てやわらか
)
斯様
(
こんな
)
為
(
し
)
生
(
なま
)
直後
(
じきうしろ
)
突然
(
だしぬけ
)
行
(
や
)
訴
(
うったえ
)
返
(
けえ
)
這入
(
へえ
)
酷使
(
こきつかい
)
一縮
(
ひとちぢみ
)
七
(
しち
)
下
(
くだ
)
了
(
おわ
)
伯仲
(
おッつかつ
)
余命
(
いのち
)
凹
(
へこ
)
厳重
(
しっかり
)
夫
(
そ
)
左様
(
そう
)
己
(
おれ
)
幾何
(
いくら
)
握
(
つか
)
斯様
(
こん
)
晩
(
おそ
)
木
(
こ
)
派遣
(
よこ
)
漫然
(
ぶらり
)
状況
(
ありさま
)
獣
(
けだもの
)
疑
(
うたがい
)
直
(
すぐ
)
眼
(
まなこ
)
糊塗
(
ごまか
)
而
(
そ
)
能
(
あた
)
腕力
(
ちから
)
葉
(
ぱ
)
計
(
ばか
)
距
(
へだた
)
通称
(
とおりな
)
一同
(
みんな
)
万一
(
もし
)
乃至
(
ないし
)
予々
(
かねがね
)
何奴
(
どいつ
)
何時
(
いつ
)
先刻
(
さっき
)
其
(
その
)
其奴
(
そいつ
)
内容
(
なかみ
)
剰
(
あま
)
勢
(
いきおい
)
北見
(
きたみ
)
厳
(
いか
)
叱言
(
こごと
)
吃驚
(
びっくり
)
喋舌
(
しゃべ
)
喚起
(
よびおこ
)
喧伝
(
けんでん
)
嘘伝
(
うそ
)
寧
(
むし
)
小頭
(
こがしら
)
巨細
(
こさい
)
布令
(
ふれ
)