“余命”のいろいろな読み方と例文
旧字:餘命
読み方割合
よめい66.7%
いのち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
攘夷の冥加金みょうがきんを名として斬奪群盗きりとりぐんとうが横行している始末に、大之進つくづく考えると徳川三百年の余命よめい幾何いくばくとも思われない。
其信心は何時から始まったか知らぬが、其夫が激烈げきれつ脚気かっけにかゝって已に衝心しょうしんした時、彼女は身命しんめいなげうって祈ったれば、神のお告に九年余命よめいさずくるとあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
其手じゃア往かねえ、何しろ一日でも早く来て、俺ッちの地獄の責苦を何とかして呉れなけりゃ、余命いのち幾何いくらもありゃしねえや
監獄部屋 (新字新仮名) / 羽志主水(著)