“脚気”のいろいろな読み方と例文
旧字:脚氣
読み方割合
かっけ87.1%
かつけ8.6%
かくけ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、十二年の夏中から師匠は脚気かっけかかりました。さして大したことはないが、どうも捗々はかばかしくないので一同は心配をいたしました。
「どうも国へ帰りたくてね、丁度ちやうど脚気かつけになつたやつが国の土を踏まないと、なほらんと云ふやうなものだらうかね。」
野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
あゝなるほど、脚気かくけの木がビタミンをほしいよほしいよと云ってるわいと、大三は思ひました。それでもまだすきとほるばらの実はみつかりません。
よく利く薬とえらい薬 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)