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かつけ
ふりがな文庫
“
脚気
(
かつけ
)” の例文
旧字:
脚氣
「どうも国へ帰りたくてね、
丁度
(
ちやうど
)
脚気
(
かつけ
)
になつたやつが国の土を踏まないと、
癒
(
なほ
)
らんと云ふやうなものだらうかね。」
野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
師家
(
しか
)
を追はれたのではなく
脚気
(
かつけ
)
の気味で帰つてゐるのだとか、Yは病気にもかかはらず、いつも熱心に画の勉強をしてゐるといふ近所の少年たちの評判なので
最も早熟な一例
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
一夏
脚気
(
かつけ
)
の出たとき、朝早く外へ出て、
跣足
(
はだし
)
でしつとりした土を踏んだことなどあつたが、いくら体が丈夫になつても、こんな処には
迚
(
とて
)
も一生暮せさうもなかつた。
或売笑婦の話
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
私抔
(
わたしなど
)
を御覧なせい、
御舘
(
おやかた
)
へ帰つて見りや、豚小屋から
臀
(
しり
)
の来さうな中に
御台所
(
みだいどころ
)
、
御公達
(
ごきんだち
)
、御姫様方と
御四方
(
およつかた
)
まで御控へめさる、
是
(
これ
)
で
私
(
わし
)
が
脚気
(
かつけ
)
の一つも踏み出したが最後
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
ひたすらにわが身いとしと
銭湯
(
せんたう
)
に
脚気
(
かつけ
)
の
脛
(
はぎ
)
をさすりけるかな
小熊秀雄全集-01:短歌集
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
▼ もっと見る
夏の恐怖に物言はぬ
脚気
(
かつけ
)
患者の
葬
(
はうむ
)
りの列。
詩
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“脚気”の意味
《名詞》
ビタミンB1が不足して発症する末梢神経障害。
(出典:Wiktionary)
“脚気”の解説
脚気(かっけ、en: beriberi)とは、ビタミン欠乏症の1つであり、重度で慢性的なビタミンB1(チアミン)の欠乏により、心不全と末梢神経障害をきたす疾患である。軽度の場合は、チアミン欠乏症と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
脚
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“脚気”で始まる語句
脚気衝心
脚気症
脚気患者